ホタルスイッチとは?
ホタルスイッチとは、ひと目で電気のスイッチの位置が分かる便利なスイッチです。
スイッチがONの時は普通のスイッチですが、スイッチをOFFにした時に小さな光を発する仕組みになっています。
これは特に夜にその便利さを実感すると思います。
例えば、暗い廊下でスイッチがどこにあるのか、ひと目で分かります。
スイッチがすぐに見つけられるので、暗い中をスイッチを探して歩く必要がなくなるんですね☆
ホタルスイッチがあれば、高齢者の住宅内での転倒事故を未然に防ぐことにも繋がるんです。
ユニバーサルデザインの一環で、誰にでも使いやすいので、最近は広く住宅に普及していますね。
最近のスイッチは昔のような小型のモノではなく、プレート全体がスイッチになっていて、とても操作しやすくなっています。
最初はその大きさに戸惑う方もいらっしゃいますが、直ぐにその便利さに気が付かれますね。
何か荷物を持っている時に、大きなスイッチだと肘で簡単に押す事ができるんです。
また指先の感覚が若い人ほど敏感ではない高齢者にとっても、大きなスイッチはとっても押しやすいんです。
最近の新築住宅では、ホタルスイッチが主流になっています。
リフォームされる物件でも、スイッチをホタルスイッチに変えて欲しいという要望も増えています。
ホタルスイッチをDIY!自分で交換するには?
今、自分の家に付いている普通のスイッチを、ホタルスイッチに自分で交換できないのか?という質問を時々受ける事があります。
DIYをされている方が増えてきて、工具を持っている方も多いですからね。
ホームセンターに行けば、配線やスイッチなどの電気パーツも豊富に揃っていますしね。
でもスイッチ交換など配線を操作する工事は、「電気工事士」という資格を持っていない人は禁止されているんです。
無理やり自分でホタルスイッチに交換しようとして感電する危険性もあります。
無事に交換できたとしても、配線がショートしていてブレーカーが落ちてしまう事もあります。
自己責任でやられる方もいるようですが、電気屋さんや資格を持っているプロの方に依頼するのが一番安心ですよ。
ホタルスイッチの寿命は?
ホタルスイッチの光っている部分の寿命ってどれくらいなの?という質問も時々受ける事があります。
どうやらあの光っている部分には、豆電球かなんかが入っていると思われている方がいらっしゃるようです。
でも実際は、半永久的に使える「ネオン放電球」というものが使われているのが一般的です。
最近では発光ダイオードも用いられるようになってきています。
気になる寿命ですが、ほぼ半永久的なものです。
配線の接触不良などで切れてしまうこともありますが、通常の使用なら切れることはないようです。
ちなみにホタルスイッチの電気代が気になる方も稀にいらっしゃいますが、一般的に1ヶ月で数円〜30円程度です。
特に気にする程の値段でもないので、安心してくださいね♪
ホタルスイッチに適した場所は?
新築の場合ですとお施主さんも、将来の自分達の高齢化の事も考えるのでほぼ全てのスイッチをホタルスイッチにする場合が多いです。
施工費を考えても、そんなに大きな金額が掛かるわけではないですからね。
リフォームの場合ですと、新築と比べて少ない金額で要望を満たしていくケースが多いので、ホタルスイッチを取り付ける場所も限られてしまう事もあります。
ではそうした場合に、どこにホタルスイッチを採用するのか?
スイッチの特徴を考えると、ある程度適した場所が見えてきます。
暗いところでもスイッチの場所が分かりやすい。というのが特徴なので、暗くて困る場所に付けるのが一般的です。
廊下や階段、トイレなど高齢者が夜中に起きてトイレに行く場合を想定した場所に付けます。
他にも高齢者の部屋のスイッチもそうですね。
あとは夜に帰宅した時に便利なように、玄関につける場合も多いです。
玄関先の門灯をホタルスイッチにすれば、消し忘れ防止の効果もあります。
ちなみに松下電工製や東芝製などメーカー各社からホタルスイッチは販売されていますが、特にメーカーによって大差はないようなので、好みで選んでも問題はなさそうですね☆